2018年6月20日水曜日

破損した洋食器の修復

インスタグラムに、割れてしまった作品の修復方法を掲載しています。
その中にあまり皆さんの知らない画材をご紹介しているので、間違って購入されないように取り急ぎリンクしておきますね。

ジェッソ・・・盛り上げ剤。ちょっと欠けた時用



モデリングペースト・・・ジェッソより破損箇所が大きい場合用



グロスポリマーメディウム・・・艶だしニスのようなもの



石膏粘土 アーチスタフォルモ・・・破片が無くなって新たに作る時用



2液タイプの透明接着剤・・・ジェルタイプの透明なものなら何でも可







2018年6月13日水曜日

横山美術館

先週、名古屋の横山美術館へカップ&ソーサー展を見に行ってきました。昨年10月に出来たばかりの、とても綺麗な建物です。


図録とフライヤー
主に明治から大正にかけての輸出陶磁器を展示しています。じつのところ、あまりその時代の食器に興味はあまり無かったのですが・・・常設展が!すごい見応えでした!

このへんは普通な感じです
企画展は4階です。オールドノリタケはよく見る感じの作品が多かったので、ふむふむと流していたのです。


鳥の羽根がすごい!
問題は1階から3階までの輸出陶磁器の常設展コーナー。
こわいくらいのゴテゴテ!過剰装飾すぎて、こわいんですが、目が釘付けです。こわすごい!!


まるで若冲!猿をさらってます。
窯変して虹色の箇所があります。
平面的な絵付け作品は、細部に見応えがありました。
単眼鏡を持っていって良かったです。幾度もガラスケースに頭をぶつけながら見ました。


ゆるい顔がぎっちりのティーカップ。
正統派も勿論あります
カップ&ソーサー展は7/1までですが、名古屋に行く方はぜひ、常設展をご覧になってみて下さい。図録も郵送で送ってくれますが、実物の細部は必見です。

図録の購入は横山美術館のサイトへどうぞ